Chair man Akira Baba and Masahiko Miyake |
ごあいさつ |
日本には悠久の昔より、自然を愛で季節を感じるような伝統的な行事が文化としていきづいており、このような日本の文化は、今日では海外においても広く知られ、人々を魅了しています。日本のファッション産業は、これらを背景としつつ、世界最高水準の技術を用いた、極めて高品質な素材を提供しているほか、独自の感性を備えたデザイナーのクリエーションは、海外でも高く評価されています。これらの強みをいかし、東京を世界のファッションカレンダーにおける中核の一つに位置づけようとするプロジェクト、それが、「東京発日本ファッション・ウィーク」です。
第1回となるこの秋は、東京発のファッション発信の場を短期間に集約して、来訪される皆様の利便性を図り、ここでの出会いがビジネスにつながるような仕組みを作る足がかりにしていきたいと考えております。
皆様におかれましては、東京発のファッションが、衣服だけでなく、日本の豊かな生活文化にも幅広く関わることを体感し、比類ない感性を持つおしゃれな街としてのイメージを深めていただけることを期待しております。
是非この機会に、東京発の新たなファッションの取り組みに大きな期待とご関心をお寄せいただき、東京の街に足をお運び下さることを、心からお待ち申し上げます。
最後になりましたが、「東京発日本ファッション・ウィーク」の趣旨にご賛同いただき、御協賛いただきました企業の皆様及びご尽力いただきましたその他関係者の皆様に、この場をかりて厚く御礼申し上げます。 |
ファッション戦略会議議長 馬場 彰 |
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最近、ファッションビジネスにおいて、発展途上国の台頭が著しい中、日本が真の意味で国際競争力を確保し,世界の中で勝ち残っていくためには、高い付加価値を創出する世界的な日本ブランドの確立が不可欠であります。
このためには、日本のファッション産業の総力を挙げて、デザイナーの創造力、テキスタイル製造業の匠の技術力と、世界一厳しい日本の消費者に支えられた商のマーケティングとが相まって、「創」・「匠」・「商」の三位一体で、互いに連携を深め、日本の強みを十分に発揮することが、何としても必要となっております。
こうした背景から、既にテキスタイル・アパレルそれぞれが、世界への発信力強化、輸出振興を目的とした大同団結を図ってきたわけでありますが、ここにきて、その流れをより一層加速するために、3者が共通の枠組みの下で総合的な戦略を構築する必要性についての認識が高まり、素材から製品まで日本のファッションに関する展示会を集約し、ジャパンブランドを総合的に世界に発信する場として「東京発日本ファッション・ウィーク」が開催される運びとなりました。
折しも、政府における知的財産戦略の推進の一環として、ファッション振興が知的財産推進計画2 0 0 5に採り上げられるに至り、我々ファッション関係者が一丸となって、日本のファッションを世界に向けて発信するための舞台が整ったのです。
新しく動き出した「東京発日本ファッション・ウィーク」という活動を通して、才能あふれるクリエーターと世界で類を見ない高品質な日本のテキスタイル製造業を中心に日本から発信される新しいうねり(J-GROOVE)にご期待下さい。 |
東京発日本ファッション・ウィーク実行委員会委員長 三宅 正彦 |
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